介護業界で採用されやすい人とは?100人以上見てきた採用担当者がコツを伝授

急成長する介護業界
将来、採用されやすい人はどんな人?

介護業界の人事採用担当として10年間
採用で何百人と見てきた採用者からの
目線から、介護業界で採用されやすい人の
7つの特徴を教えたいと思います。

今、注目を集める介護職!
日本のニュースで毎日飛び交う
「少子高齢化」。出生率が低下する一方、
平均寿命が伸び、人口全体に占める高齢者の
割合が高まっています。

2025年には3人に1人が高齢者という統計を
厚生労働省が発表しています。
介護職の求人数が増え、さらにキャリア
アップのチャンスも多いことから注目
されている介護職。

介護業界に進出している企業も多く、
益々、優秀な人材が必要とされています。
逆にいえば、やる気さえあれば、
順調にキャリアアップを積むチャンスです。

ですが残念なことに離職率も統計的に
多いと言われていますが、実際はどうなの
でしょうか?数字からは見えない本当の真実が
ありますのでご紹介いたします。

離職が多い理由3つ

1.モチベーションが低い

そもそもモチベーションが低い人が退職する
ケースが多く見受けられます。仕事がないか
ら、仕方なく介護職に就いている。
というケースも珍しくありません。
ハローワークの支援制度を利用すれば、
受講料無料で介護職員初任者研修の資格を
取得することができます。

だからこそ採用者はむやみにやる気のない人
を採用するのは避けたいのです。

2.会社の理念や方針とのミスマッチ

会社の理念や方針に共感し、納得している
かも注意深く見る必要があります。就職は結婚
と同じですので、価値観の相違は、喧嘩の要因
となり、いずれ離婚になるのです。

たとえば施設内のサービス充実に力を入れて
いる会社。地域性や在宅支援に力を入れている
かとはで、価値観がまったく違うでしょう。

3.同じ介護という仕事でも内容が違う

全項目でも触れましたが、「介護」と言っても
さまざまなことが含まれます。施設内のサービ
ス、在宅サービス、たとえば、「お風呂」「掃
除」「外出」と言葉では一緒ですが、自宅の中
でやるのか、施設の中でやるのかはまったく違
うでしょう。

そこを知っておく必要であり、自分がどこの
場所で何を支援したいか知る必要があります。
イメージとして違うと離職される方も多く
います。

採用されても続かなければ意味がない

どんなにいい職業でも続けられなければ意味が
ありません。介護職で続かない理由として、
一般的に言われていることは、「人間関係」
「キツイ」「汚い」「給料が安い」などです。

実は全産業の離職率の平均が14%ほどに対し、
介護は17%ほどなので、平均よりは高いですが
驚くほど高いほどでもありません。給与でいう
と、マイナビ調べ、2018年版「316職種のモデ
ル年収平均ランキング」で283位421万。

平均年収が20代346万円。30台が455万円。
なので差ほど低いというわけでもございません。
では本当のところの続かない理由は何でしょうか?

おそらくは、「人間関係」「やりがい」だと
推測します。利用者とはうまくいっているが、
同僚や上司や部下とうまくいかない。

やりたいケアができないという現状があるようです。

介護職が続けられない実情

1.人間関係

この問題が起こりやすいのは、価値観の違いです。
何故かと言いますと、「介護」という表現には
収まらないほど支援は数多く存在します。

事業形態や会社の理念にもよっても介護が
異なってくるのです。たとえば高齢者施設で、
20人の利用者を2名でケアする。

朝から晩まで「オムツ交換→コール対応
→お風呂→買い物」このルーティーンで、
同僚と会社との価値観が違えば、離れる決断を
せざる得ません。

それはあまりにももったいない話ですし、
それを「介護」決めつけるのは、せっかくの
あなたの想いが届かずに終わってしまいます。

2.やりがい

高齢者介護は、浅く広くケアする場合が多い
です。さきほどの例のように、20人の利用者
を2人で介護するケースです。

その場合利用者と密に関われず、割り切って、
ドライになる必要があり、苦しくなって
しまいます。そんな方は、同じ介護でも
いろいろな介護知ってみるのをお勧めします。
その選択肢の1つは、「身体障がい者」の介護です。

注目される障がい者業界

今、空前の障がい者ブームの日本。
TVや街中でも見かける日が増えたのでは
ないでしょうか?2020年には、
東京オリンピック・パラリンピックが
控えているのも理由のひとつです。

それでは障がい者の介護業界にスポットを
当ててみたいと思います。介護と言えば、
「高齢者」というイメージを持つ方多い
でしょう。仕事内容は容易に想像がつくと
思います。

レクレーション、食事、お風呂、オムツ交換
などです。人生の最後を迎える高齢者の
介護はいかに、よい人生を終えるため、
家族も含めた支援が重要です。

それに比べて、障がい者の介護は、180度
視点が違います。障がい者は決して特別な
ものではありません。私たちは、子供の頃
から、学校を分けられたので、知らない
だけなのです。自分が骨折したと考えて
ください。足が動かず、車いすなりました。

そして、その骨折は一生治りません。
その状態が「身体障がい者」です。

あなたでしたら、それでもお家で暮らしたい
ですよね?外に出たいですよね?介護者が
いないばかりに、それができない困っている
身体障がい者はたくさんいます。これから
地域で暮らし、に自立するための支援も「介護」
という表現になってしまいます。

日々の食事、お風呂、外出、買い物、余暇、
活動、趣味、仕事。介護は多岐にわたり、
あなたと同じような生活ができるようサポート
します。具体的には、朝、ベッドから車いす
へ。洗面。朝食。外出準備。お買い物同行。
帰宅。夕食。趣味。寝る準備など。

かと言ってひとりでなく、スタッフが交代
しながら総合的に生活を支援し、深く寄り添い、
楽しい人生を共に作ってゆきます。

身体障がい者の介護業界で
採用されやすい人の7つの特徴

では、その業界では、どういった人が、
採用されやすいのでしょうか。採用で何百人と
見てきた採用者からの目線から、身体障がい者
の介護業界で採用されやすい人の7つの特徴を
教えたいと思います。

1.メールや電話対応が丁寧

採用されるには、まずは会うことが重要であります。
会ってもらえなければ意味がありません。
福祉業界は、マナーや接遇に弱い業種です。

メールや電話での簡単なやり取りができるかは
とても重要です。友達のように、日程調整等で
「6日大丈夫です!」「なんか持ち物あります
か?」等主語がなく、単語口調は面接に進めま
せん。丁寧に受け答えが出来るだけで、評価
され、面接に進めるでしょう。

2.履歴書がきれい

生活のケアなので、ずぼらな方は敬遠され
ます。面接用紙がぐちゃぐちゃでしわだらけ。
写真サイズが枠に合ってない。ラフな格好で
ある。志望動機が適当。は要注意です。採用
担当者に興味を持たれる表現を心がけましょう。

改行がしっかりされている。志望動機に情熱が
感じられるのは、プラスポイントです。

3.面接で好印象

(笑顔、清潔感、言葉遣い、素直、時間)
印象は2秒で決まります。服装も介護は動き
やすい服装だからと言って、カジュアルで
ラフであって良いとは意味が違います。不潔
よりは、清潔感がある方がいいですよね。

当然ですが、笑顔ではきはき、元気が良いと
好まれます。対人直接支援サービスですので、
多少のミスはしても、元気で笑顔があれば
許してもらえることもありえますので、能力
やスキルよりも愛嬌があり素直で努力できる
人間性が重要視されるかもしれません。

また、面接で「でも」「だって」「できる
限り」の返し言葉や否定が多く、責任を
避ける発言。経験を前面に出すなどは、
好まれません。ただ主張する人間は嫌われ
ます。むしろ、会社の方針に従って、素直に
努力できる人間を望んでいます。時間厳守は
あたりまえですが、プラスポイントです。

4.努力の形跡がある

あなたは、ホームページは、読み込んで面接に
臨んでいるでしょうか?会社の成り立ち、理念。
どんな会社なのか?福祉と言えば、「人の役に
立ちたいから」と発言される方多いです。

なぜこの会社なのか?どういう立場で何を
頑張りたいのか?どう利用者をサポート
したいのか、具体的に明確であると、
即戦力も期待され、
採用されるでしょう。

5.理念に共感している

この会社でなければならない理由があれば、
必ず、明言しましょう。すぐに採用の道が
開けます。

労働条件のみ聞いたりすると、お金しか興味
ないと認識され、警戒されます。値段だけ
聞く人は嫌ですよね?

どこでもいいでは、選ばれません。逆に、
会社からも誰でもいいでなく、「あなたに
来て欲しい」と言われるためにも、心の底
から、理念に共感でき、働きたいと思う会社
と出会うのが重要です。

どこでもいいでは、あなた自身も会社に
とって、変わりはいくらでもいると思われ、
誰でもいい会社に出会ってしまいます。

6.ITスキルがある

全業種そうですが、日本は急速にIT化が
進んでおり、国会でデジタル化の法案が
可決されるほどになりました。

福祉業界は、まだアナログな会社が多く、
ITスキルがない方も多いです。なので、
会社はIT化を進め、業務の効率化を進め
たくとも、対応できる職員がいないのが
現状です。ITスキルがある方は重宝され、
頼りにされるでしょう。会社としても
欲しい人材になります。

また若い世代は、デジタルが当たり前です
ので、生きてゆくために、必要なスキルと
言えるでしょう。

7.愚痴を言わない

まれに面接で全職場の文句や愚痴を言う
方がいます。
「上司がひどい人で」「会社の方針が気に
食わない」「労働条件が劣悪で」「不当な
扱いを受けた」ネガティブな発言は、
好まれません。何故なら、会社もいつ
どんな状況が起こるかもわかりません。

人の悪口を言う人は、どこでも言います。
「ここだけの話」ほど信用できない
ものはないですよね?しかも、初対面で
いうわけですから、人間性が疑われます。
入社後言うのは目に見えていますし、
職員間のコミュニケーションや関係性を
悪化する人間は組織としては、拒みたい
ところです。必要な人材は、それらを
解決できる職員です。

逆に、ポジティブで積極的であれば、
即採用でしょう。

最後に

今回は、採用者からの
目線から、介護業界で採用されやすい人の
7つの特徴をお伝えしました。

人間最後は、「人柄」だと思います。
誠実で素直であり、行動できる人は、スキルは
自然に身につきます。実直に努力すれば、
すぐにリーダーとなり、幹部や経営者にすら
なれるのです。私は、信頼できる人間には
仕事は任せますし、出世していただきます。

そこには、性別年齢は関係ありません。
また、就職は結婚と同じだということです。
「価値観」が重要です。富士山に登りたい
のか、筑波山さんに登りたいのか、明確に
しておくことです。目指す行き先が違うと
お互いに苦しくなってしまいます。

また、身体障がい者の介護業界という、
同じ介護でも新しい可能性を知っていただきました。
介護を目指すあなたに、ぜひ、選択肢の一つ
として加えていただけますと嬉しいです。

そして、お伝えしたいことは、
「諦めないで欲しい」
ということです。

介護の道を選ぼうとしている
あなたの想いや助けを必要としているな方
たちはたくさんいます。
そういう方たちにあなたの想いが届き、
お互いに豊かになる人生を支えあうことが
出来るのなら、こんな素晴らしい職業は
ありません。

あなたの支えでひとの人生が豊かになり、
救われるのです。

あなたと会社とがその先の利用者が
最高の人生のパートナーとなれる
ことを切に願っております。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

文責 山口和宏

弊社でも採用活動してますので、

・上記でお伝えしたことを
アウトプットしたい方
・面接の練習をしたい方
・障がい者の介護業界で働きたい方
・障がい者の介護業界でインターン・就活を
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2018.08.15 Kazuhiro Yamaguchi

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